スタッフインタビュー詳細

子供とスケジュールの合う働き方ができてよかった!

平岡多佳子
特別支援学校 形態食チーフ
2016年入社
子育てを経て仕事復帰。やっと出会った理想の職場。

学校を卒業してから管理栄養士の資格を活かし大手の給食会社で働いていましたが、育児に専念するため完全に仕事を辞めてしまいました。
子供がある程度大きくなってきた頃、そろそろ仕事復帰がしたいと同じ職種で就職活動を開始しましたが、何社か話を聞いてみても、どこも「子供に何かあった時に休みにくい」という状況でした。
母親として、当時小学生だった子供を夏休みに一人で家に置いておきたくないなという気持ちもあり、休みのタイミングが子供と合う学校給食の仕事を選びました。
幸い今の職場は家から自転車で15分もかからない場所で通勤の負担も少ないですし、何より休みやすく勤務形態も融通がきくので、よい職場が見つかってとても助かっています。

飲み込みやすい特別食を担当し、やりがいのある日々。

都立の特別支援学校が新設され、設立当初から働くこと4年半。今では「形態食」と言われる肢体不自由児のための、飲み込みやすい食事を作るチームでチーフを務めています。
赤ちゃんの離乳食をイメージしてもらえるとわかりやすいと思いますが、固さ、形態の異なるものを3種類。30食程度の量を4人のチームで作っています。
テリーヌ状にしたり、ゼリーにするなどの工夫を加えたり工程は増えますが、ちょっとした一手間で仕上がりが大きく変わってきます。
例えば、生のスイカは食べづらくてもゼリーにすれば食べていただけたり、「本物のスイカよりおいしかったと喜んでいたよ」と、先生からのお声をいただけると、嬉しさと共にやりがいも感じます。
チームのスタッフも「形態食」の経験を重ねてきたので、「こうしたらいいのでは?」などというアイディアがたくさん出てきて、それを実践していける喜びもあります。

「社会人」として働ける喜びを実感できる。

給食の仕事は基本的に立ち仕事ですが、こまめに動くので立ちっぱなしの辛さはありません。
時には重いものを持つことや、夏は暑く冬は寒いという調理の現場ならではの条件はありますが、体を動かすのが好きな人なら大丈夫。
また、ずっと家にいるよりも、作業や仲間とコミュニケーションを取りながら仕事をすることは「社会の一員として誰かの役に立っている」という実感が得られます。
チームでやる仕事なので一人に過剰な負担がかかるわけではありませんし、資格を活かした仕事がしたかったはずの私でしたが、「社会人」として働ける喜びの方が大きく、この仕事を選んでよかったなと思っています。
食べてくれる子供たちの笑顔と成長見守ることができるのも大きな楽しみの一つです。

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